「VHO」
吾輩はアシカである。
今日はVHOという巻き爪矯正の実技研修である。
VHOとは既にアンフィニ・ビーでも日本の病院でも採用されている技術。
「今さら何故?」との感もあるのだが・・
「今日は最新のVHO機器を使用しての技術チェックで~す♪」
「技術チェック~?」 ほとんど技術試験である。
ドイツの技術チェックでOKを貰い、日本での過程を修了すれば医師にさえもVHO技術を教えることができるのである。
とはいえ、どう理屈に照らし合わせても、お客様の負担、生活面などを考慮すると尚更、巻き爪の改善にはドイツの国家資格(ポドロギー:足学)でも学ぶゴールドスパンゲの方が適していると思うのだが・・。
爪の形状・状態によって支点、力点、作用点を判断し、リフトアップのテンションを求めていく。一つとして同じものはないのである。
実際、アンフィニ・ビーでも9割以上の方にゴールドスパンゲでの施術を採用しておる。
「日本人は手先がとっても器用なんです。」ドイツ人の講師が言うのだから間違いないのであろう。
「それに引き替え、ドイツ人は手先が不器用なんです。だから、機械や器具、道具に人に足りない部分を補ってもらうんです。」
これだけの最新鋭の機器を拵えておいて不器用はないと思うのだが・・。
日本人は「ここはこうして・・、そこはああして・・」、少ない道具を上手く使って匠の技を築いてしまう。
ドイツ人は「ここはこの道具を使って・・、そこはあの器具を使って・・」、多種多様の道具を説明書通り使うことで、誰でもに同程度の品質が保たれるようにするとのことである。
さてさて、研修も後半になって疲れが蓄積されたのだろうか。
報告が理屈っぽくなってしまった。反省頻りである。