「笹るみ子(なべおさみ夫人)さま」
吾輩はアシカである。
名の通り、元気だけが取柄であるが今日ばかりは涙が止まらない。
2016年10月18日8時34分・・
なべおさみ さんから一通のメールが届いた。
「ん?」 愕然とした。
そこには、なべさんが生涯愛し続けてこられた奥様、瑠美子さまのことが・・。
なべさんには許可も得ず、恐縮であるが全文を紹介したい。
「我妻お世話になりました瑠美子は只今召されてまいりました。
女優 笹るみ子でございます。」
「今夜からは自宅で、寝られます。
妻が家に居て安心して眠りました。
瑠美子もホッとしたのか起こしても起きません。
今日一日寝かせて明日は旅立たせます。
あなたにもお世話になりました。
感謝申し上げます。
瑠美子の気持ちで御座います。
家族でそっと瑠美子の意志通りの「さよなら」をして明日午後三時家を送り出します。
心からありがとう御座います。」
なべさんならではの愛に包まれた言葉である。
激動の昭和の舞台で活躍された なべおさみ さんを支えてこられた瑠美子夫人。
なべさん自慢の奥様であった。
今はただ、ご冥福をお祈りするばかりである。合掌