「残されたカレーライス」
吾輩はアシカである。
名を『げんき』と言う。・・が、今回ばかりは少々名前負けである。
熊本・大分の大地震。
九州プロレスの「熊本ば元気にするバイ!」大会や博多駅、天神駅などでの義捐金募金活動にも出向いて協力してはいるが・・なぜか、スッキリしないのである。
ある日、銀行で順番を待ってると一冊の絵本と出会った。
『童話の花束』
第46回 JX-ENEOS童話賞に応募された作品の中から選ばれた受賞作品が収録されたものらしい。挿絵もキレイである♪
「へ~、今回は小学3年生から71歳まで。幅広いんだな~」
もくじを見ていると、一般の部 最優秀賞「残されたカレーライス」という話に目がとまった。
子どもの好き嫌いの話かな~と軽い気持ちで読み始めたら、東日本大震災の話だった。
瞬く間もなく話に吸い込まれていった。
泣いた。思いっ切し泣いた。
呼ばれてるのに気付かないくらい泣いた。
熊本も大分も・・、被災した母校も知人も、みんな頑張っているのである。
思いっ切し泣いたら元気が湧いてきた。こうしちゃいられない!
よ~し。今、吾輩に出来ることは?!