「のんびり屋さん♪」
吾輩はアシカである。
主を褒めるのも何だが、たぶん、吾輩の主は、足に関して言えば『達人』の域に達していると信じておる。
しかし、俗にいうテニス肘(肘痛)とか、四十肩(肩痛)は部外の類である。
ある時、スタッフが肩が痛いと言うので吾輩のかかりつけの整骨院を紹介してみた。
治療を始めて3日、先生から肩をポンポンと叩かれ・・
「もう痛くないでしょ?」・・と。
「痛いです!」
「そうですか? 僕には痛さが伝わってきませんけどねぇ」
スタッフが戻ってきてぼやくこと頻りである。
「だいたい、痛いのは先生じゃなくて私なのに。ね~!」
と、肩をポンポン。「痛くな~い! 何で?」
一同大笑い♪ 落合先生、不思議な能力を持った達人である。
達人と言えば「ゆうちゃんの散歩道」のゆうちゃんもその一人かもしれぬ。
水木しげる展に行ったときのことである。
漫画の一コマに入ると隣に文言が映し出されるのであるが、何度やっても「あわてず ゆっくりやればいいんです」である。
「アンタ、働かなきゃ餓死ですよ!」などの強烈な文言がたくさんあるのに。
元来、のんびり屋さんだと感じておったが、のんびり屋さんの達人だったとは♪
吾輩も何か一つ達人と呼ばれてみたいものである。