「開き・・って?」
1月11日。
「ゆうちゃん、今日は鏡開きの日だから鏡餅を下げといて♪」
「もうお餅食べていいと?」、「よかよ~♪」
早速、鏡餅の底のシールを剝がして・・
「パパ~、昔から“鏡開き”って言うと?」
「うん? 昔からやねぇ♪」
「何でやろ?」、「何でって?」
「だって、お家のはこうやって底を開くけん“開き”って分かるけど、薬王寺のおばあちゃん家の鏡餅は開けるとこ無かったよ?」
「ああ、本物のお餅だからねぇ」
「じゃあ、どうやって開くと?」
「ははは、“開く”の問題ね? おばあちゃん家の鏡餅って飾った時はどうやった?」
「まだ少し柔らかかったよ♪」、「やろ? で、今はどうなっと?」
「カチカチで、ひびの入っとおね」、「やろ? そのお餅、切れる?」
「切れんやろ?」、「じゃあ、どうやって食べる大きさにする?」
「たたき割る・・?」
「荒かねぇ。でも、“割る”が正解♪ だから本来の言葉としては“鏡割り”なんだろうね。でも、お正月やし、“割る”じゃ縁起の良ぉなかごたっけん“開く”ば使うごとなったんやろ。日本語の面白かとこでもあるけん辞書で調べてんね♪」
「うん、調べてみよ~♪」
スマホかい!