「“ぐらんざ” de “頼りの綱” ♪」
吾輩はアシカである。
初老の男性がご来店された。
足をかばいながら歩かれてるようである。
そのせいか体型も歪んで見え、少々痛々しい感もある。
「今日はどうされましたか?」
「足の裏が痛うて・・。あっちこっち行ったんやけど・・。
たまたま “ぐらんざ” ば見てくさ “頼みの綱”と思って来たとよ。」
「おみ足を拝見しますね♪ ・・、魚の目が何個かあるようですね」
「一個じゃなかとですか?」
比較的大きな魚の目が3個ほど。他にも小さな魚の目が・・。
「施術を始めますね♪」
「痛うはなかですか?」 心配顔も最初の5分。
笑顔が見えたと思ったら、ZZZ…。お休みタイムである。
「終わりましたよ♪」
「え? ほ~。 お! 痛うなか痛うなか♪」 ご機嫌である。
歩く姿も見違えるほどである。
腰は体の要と言うが、足は体の礎である。
礎が歪むと体も歪んでしまうのである。
おみ足、いつまでもお大切にしていただきたい。